キャッシュフローの重要性

キャッシュフローはお金の流れという意味ですが、キャッシュフローは損益計算書や貸借対照表では把握できない実際のお金の流れを追うという点で非常に重要です。キャッシュフローの計算方法は非常に簡単で入ってくるお金（キャッシュイン）から出るお金（キャッシュアウト）を引き算するだけです。

キャッシュとは現金・預金だけでなく、満期が近い投資信託なども含みますが、概ね現金と捉えて問題ありません。

ではなぜキャッシュフローが重要なのでしょうか。損益計算書や賃借対照表にも預金の項目や利益の項目があるためキャッシュフローを追わなくても良いと思われる方もいらっしゃるでしょう。

キャッシュフローの重要性は手元にある実際のお金の動きを把握できるからです。例えば、掛け売買で商品を売った場合、損益計算書には利益などを計上します。しかし、実際にお金が動くのは一定期間先のことになるため、損益計算書ではその間のキャッシュの動きを追うことができないのです。

そのため売上・利益があるにも関わらず、実際には手元のお金がないという場合があるのです。

赤字計上してもすぐに倒産ということにはなりませんが、資金が欠乏してしまえば倒産の可能性は高くなります。

そのため会社の支払い能力を確認する上で。キャッシュフローが重要になってきているのです。

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