顧問税理士変更のタイミングと断り方

法人では、顧問税理士をつけることがよくありますが、顧問税理士との相性が良くないということや、顧問税理士が思った働きをしてくれないといった不満から、顧問税理士を変更することがあります。しかし、顧問税理士を変更する際には、タイミングを押さえておかないと、思わぬトラブルに巻き込まれることがあります。今回は、顧問税理士の変更のタイミングと断り方を解説していきます。

■顧問税理士の変更のタイミング
顧問税理士を変更するタイミングは、特に定められていませんが、時期ごとのメリットとデメリットを押さえておく必要があります。決算前に変更した場合には、役員報酬を変更した後の顧問税理士を打ち合わせが出来ることがメリットですが、その一方で、決算前の変更だと、決算業務に遅れや支障をきたす場合があります。
決算後に顧問税理士を変更した場合には、税理士が資料を返却してくれないなどといった状況は避けることができますが、その一方で、変更前の顧問税理士と役員報酬について話し合う必要が生じます。

■顧問税理士の断り方
顧問税理士を変更する際には、変更の理由も重要になってきます。通常であれば、顧問税理士を変更したい旨を伝えてトラブルになることは少ないかと思われますが、資料を返却してくれない、引継ぎに積極的ではないということもあります。そのようなことを避けるためにも、親戚や友人が税理士になった、前から頼まれていて依頼することにしたなどといった理由が望ましいかと思われます。安いからとかこちらの方が対応がいいからという理由は、トラブルの原因になる可能性があります。

福山税務会計事務所は、八王子市、相模原市、町田市、日野市、昭島市、国立市をはじめとする東京都、神奈川県で幅広く活動しています。
セカンドオピニオンでお悩みの際にはお気軽に当事務所までご相談ください。