FX取引の確定申告｜申告が必要なケースや具体的な方法など

FXとは外国為替証拠金取引と呼ばれる取引であり、例えば日本円と米ドルを交換していくことにより得られる利益を目指す取引です。このFX取引によって得られた利益は課税の対象となりますが、どのようなケースで確定申告が必要になるのでしょうか。

■FX取引で確定申告が必要になるケース
まずFX取引での所得の種類ですが、雑所得としてFX取引での利益は課税対象になります。そのため、FXでの利益はすべて確定申告上の雑所得として計算を行っていきます。しかし、FXで1円利益が出たからといって確定申告が必須になるかというと、そのようなことはありません。確定申告をしなくてもよい例があります。雑所得の確定申告義務が発生する所得は、20万円となっています。そのため、20万円を雑所得が下回る場合には確定申告は不要であり、所得税住民税を納める必要はありません。しかし20万円を超えた場合には、確定申告の義務が発生し、所得税住民税合わせて20.315％の課税をされることになります。

■確定申告の方法
それでは、確定申告を行う際にはどのようなことを行えばよいのでしょうか。特に、給与所得のみの所得の場合には確定申告を行うケースは少なく、雑所得での申告も行ったことのないケースがほとんどかと思います。確定申告を行う際には、FXでの利益からかかった経費を差し引くことによって得られた利益を計算して申告を行います。ここで重要になってくるのが経費ですが、FX取引において使ったものは経費計上が可能です。必ず領収書を保管しておくようにしましょう。

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