青色申告と白色申告の違いやそれぞれのメリットについて

個人事業主や住宅ローンにおける控除を活用する際などは、確定申告を行うことになります。

その際に、青色申告と白色申告のどちらにするのかということを迷うこともあるかと思います。

本稿では、青色申告と白色申告の違いやそれぞれのメリットについて解説していきます。

青色申告と白色申告の違いについて

白色申告は、通常の確定申告で活用される申告方法で、すべての所得において活用できます。

一般的に、確定申告で使うものは白色申告になります。

一方で、青色申告というものがあります。

青色申告とは、事業所得、不動産所得、山林所得のいずれかの所得がある場合に使うことのできる申告方法です。

つまり、個人事業主である場合に活用されることの多い申告方法になります。

青色申告になると、青色申告特別控除という所得控除を受けることができる一方で、複式簿記での記帳や青色申告決算書の提出といった青色申告ならではの条件も課されるようになります。

青色申告と白色申告のそれぞれのメリットについて

青色申告と白色申告のそれぞれのメリットについ見ていきましょう。

青色申告

・青色申告特別控除を受けることができる

条件によりますが、最大で65万円の青色申告特別控除を受けることが可能になります。

この制度を活用することによって、もし事業所得で65万円の利益が出たとしても、事業所得での所得を0にすることも可能になります。

その代わり、e-Taxでの申告や複式簿記での記帳などの条件があります。

・赤字欠損を最大3年間繰り越せる

次に、青色申告であれば赤字が出た場合に3年間繰り越すことができるという制度があります。

そのため、赤字の翌期に黒字になったとしても、前年度の赤字から相殺することが可能となります。

白色申告

・申告が簡単

青色申告と比べて、白色申告は申告の書類が少ないことや申告書が簡単という特徴があります。

そのため、初心者でも申告しやすい申告方法といえます。

青色申告では会計ソフトがないと難しい面などがありますが、白色申告では無料の会計ソフトもあるなど申告しやすい環境があるといえます。

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