FXで損失が出た場合の確定申告｜損益通算の注意点とは？

最近では個人でも投資を行い、確定申告を行う方が増えてきています。

しかし、その中でも確定申告の方法が分からず、特にFXでの損失の確定申告の方法が分からない、という方もいらっしゃいます。

FXで損失が出た時の確定申告はどのような方法で行うのでしょうか。

そして損益通算の注意点はどのような点があげられるのでしょうか。

FXで損失が出た時の確定申告はどうするか

もしFXで損失が出た時の確定申告はどのように行うのでしょうか。

FXでの所得は雑所得となり、この雑所得は損益通算できない所得です。

したがって、もし損失が出たとしたらFX以外の所得との相殺はできません。

しかし、FXで損失が出た場合にも確定申告を行うことでメリットがあります。

それが損失の繰り越しです。

当年での所得における相殺はできないものの、3年以内のFXでの利益に関しては損失を繰り越して翌年以降の利益と相殺することができます。

複数のFXでの損失と利益の相殺はできるのか

次に、もし複数の事業者でFXを行っている場合にそれぞれの会社でFXの損益通算ができるのか、ということについて解説していきます。

もし、片方の事業者で利益、もう片方で損失が出た場合には一般的には損益通算を行い利益と損失を相殺することが可能です。

しかし、相殺には条件があり、先物取引にかかる雑所得同士であれば損益通算ができるとされています。

ここで先物取引にかかる雑所得としてカウントされない所得としては、暗号資産の取引、そして海外事業者によるFXです。

この2つが絡まないFXであれば、他の事業者間での損益通算が可能です。

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